【開催日時】
令和6年9月3日(火)13:00~14:00
【講演題目】スーパーコンピューティングの進展
~AIから量子コンピューティングまで~
【講演概要】
2022年に米国のスーパーコンピュータFrontierが世界で初めて1エクサフロップスを実現し、人類はエクサフロップスの時代に突入した。Frontierは、GPU (Graphics Processing Unit) を大量に搭載した計算機である。一方、生成AIなどのAI研究は科学技術進展の鍵となっており、大規模なAI計算を行う需要が爆発的に増大している。このAI計算を超高速に行える仕組みがGPUに実装されているため、GPUは必須の研究基盤となっている。また、量子コンピューティングの研究が注目されているが、量子アルゴリズム開発で必須となる量子回路シミュレータはGPU上で高速動作する。そのため、同分野においてもGPUは欠かせない研究基盤となっている。以上の背景を鑑み本発表では、最新のスーパーコンピ
ューティング研究を鳥瞰し、当研究室での研究事例をいくつか紹介する。
【講師】
名古屋大学 情報基盤センター 教授 片桐 孝洋
【名古屋大学情報連携推進本部HP】
https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/information/event/2024-07-24-seminar.html